灘中学校の入試問題は大変難しいと聞きますが、どのような問題が出るのでしょう。
実際に見てみましょう。
過去問を見てみよう!
過去問は①書店、②入試当日、試験終了後、当日分の問題を購入できます。
また、入試翌日、朝日新聞などに掲載されます。
過去問3年分を実際に見てみよう!
2022年
2021年
2020年
構成・配点・回答時間はどうなっているの?
構成は?
国語
1日目 大問4~8題
2日目 大問3題程度
算数
1日目 穴埋めの応用問題が13題程度
2日目 応用問題大問5題程度
理科
1日目 大問7題程度
配点は?
国語
1日目 配点80点
2日目 配点120点
算数
1日目 配点100点
2日目 配点100点
理科
1日目 配点100点
回答時間は?
1日目
国語 | 40分 |
---|---|
理科 | 60分 |
算数 | 60分 |
2日目
算数 | 70分 |
---|---|
国語 | 60分 |
出題傾向は?
国語
1日目 知識問題が中心
2日目 読解問題が中心 論説文、随筆、物語から2題、自由詩が1題
漢字、慣用表現、俳句、外来語、漢字しりとり、敬語は頻出。
知らないと回答しにくい問題も多く出題されるため、日ごろより広い知識、見聞を持っておくことが要求されます。
読解ではかなり難しい文章が出題されます。
論理的に長文を書かせる問題も出題されますので、簡潔にまとめて書ける力、併せて高度な語彙力が必要となります。
算数
1日目 四則計算1題 図形、数や特殊な計算の問題が半分ずつ位
2日目 図形(平面、立体、空間)、比と図形、図形の移動、整数、数論、規則性、場合の数、速さが頻出です。
1つの計算ミスが回答、得点に大きく影響することから、計算ミスは厳禁。
思考力や推理力を必要とする問題が多く出題されます。
理科
頻出は、
物理分野:てこ、ばね、光、音、重心
生物分野:生物、昆虫、季節
化学分野:金属との反応、中和、気体発生、
地学分野:月と太陽
算数と絡めた問題が出題されることがあります。
結果を導き出すための思考力、計算力も求められます。
基本的な知識を応用した難問が出題されます。
何点くらいとれば合格できるの?
ある年の入試結果をみてみましょう。
算数 1日目 |
算数 2日目 |
国語 1日目 |
国語 2日目 |
理科 | 合計 | |
受験者平均点 | 52.7/100 | 53.8/100 | 53.4/80 | 64.2/120 | 60.4/100 | 284.5/500 |
合格者平均点 | 64.5/100 | 65.3/100 | 57.5/80 | 70.9/120 | 69.9/100 | 328.1/500 |
受験者最高点 | 100/100 | 96/100 | 76/80 | 97/120 | 95/100 | 409/500 |
合格者最低点 | ー | ー | ー | ー | ー | 297/500 |
合格者最低点は297点です。500点満点中、6割取れている必要があります。
東大生が灘中学の入試問題を解いてみました
東大王で有名な伊沢さんでも苦戦!?
東大発の知識集団 QuizKnockがyoutubeで灘中学の入試に挑戦していました。
あの伊沢さんでも苦戦しているようでした。
・過去問は買える
・問題はすべて難問である
・6割以上取らないと合格できなさそうだ
・灘中の入試問題は、東大生でも苦戦する