中学受験

塾に行かずに灘中に合格できるのか?

塾に行かなくても灘中に合格できるのか?

できます。学年に2~3名いるそうです。

そんな2~3名の保護者は、いったい、どのように子供のフォローをしてきたのでしょうか?

塾に行ってい場合と塾に行っていない場合を
比較して、塾に行かない場合はどうやって子供をサポートしたらいいのか考えてみましょう!

塾に行っている場合

先生

中学受験を熟知した教師陣が多数在籍しています。
教科ごとに専門プロ教師がそろっているため、不明な点を質問すれば解決できます。
また勉強につまづいた時も相談に乗ってくれます。
塾によっては担任のような先生が決まっており生徒の状況を把握してこまめに声かけを行ってくれるなどしてくれます。

通常授業

きちんとカリキュラムが組まれており、集団で授業を受けます。
成績によってクラス分けがされ、そのクラスにあった授業をしてくれます。

定期試験

通常授業で学んだことがきちんと理解できているかをみるために毎月試験が行われます
試験は日曜日に行われることが多いです。
この成績をもって通常授業のクラス分けがなされます。

夏期講習 冬期講習 春期講習

生徒の多くが苦手・弱いとされるカリキュラムを、再度視点を変えて授業してくれます。
また、通常授業では賄いきれない応用問題などを扱ってくれたりもします。
だらだらと過ごしてしまいがちな長期休暇をうまく勉強時間にあててくれます。

プレ試験

入試本番さながらの問題用紙や問題、時間割で行われるテストのことです。
ある程度志望校が決まってきた小5や小6くらいに実施されます。
同じ学校を目指す生徒が一同に会して行われるため普段の試験とは緊張感が違います。
また、合格判定も出されます。(A~Dやパーセントなど)

過去の実績

毎年毎年の中学受験の経験を積み重ねているため、そのデータは膨大です。
各学校の入試の出題傾向や生徒の苦手項目、受験にまつわることならなんでもござれです。
また、いろいろな生徒や保護者がつまづきやすいところも把握されておられるので不安なことがあればすぐにフォローに回ってくれます。

学校見学会

塾と各学校はよい関係を保っているので、通塾している生徒と保護者向けの学校見学会が催されることがあります。普段の学校説明会等では入れないような場所に入らせてもらえたり、もっと詳しい説明を聞ける場合もあります。

保護者フォロー

保護者はとかく不安になりがちです。子供の成績のことや受験に関して困ったことがあれば相談に乗ってくれます。
また、塾生保護者を対象にした講演会が開催されます。

モチベーション維持

入試までの道のりは長いですので、勉強のモチベーションが落ちる時が必ずきます。
①塾で同じ志望校のお友達と肩を並べて勉強する
②先生に適切に声をかけてもらえる
③毎月のテストがある、
などで、勉強のモチベーションが維持されます。

月謝

受講数にもよりますが、毎月の月謝がかかります。
小3では1~3万円くらい
小4  3万円くらい
小5  5万円くらい
小6  7万円くらい
を見ておいたほうがよいでしょう。
塾によっては、小5、小6になると、志望校別のテストや、合宿追加授業など、様々な取り組みがあり、それに合わせて支払いも多くなります

通塾時間・場所

塾までの通塾時間がかかります。
関西圏では自宅から塾まで30分程度の方が多い印象です。
一人で電車やバスで通塾します。
送迎が可能な場合は保護者が送迎します。
小5、小6になると帰宅が22時頃になりますので駅までお迎えに行く必要が出てきます。
教室は駅の近くに設置されることがあり繁華街を通ることもしばしばです。
ビル内の教室であることもあります。
防犯上心配な面がないとは言い切れません。

入試前

入試前に必要なことは一通り教えてくれます。
出願、併願校の選択、保護者のありかた、などまで教えてくれることがあります。

入試日

こどもの気持ちの持っていき方、入試直前の声かけなどをしてくれます。
門まで付き添いをしてくれます。

入試後

試験を終えた生徒を迎え、試験の出来についてこどもの声に耳を傾けます。
できなくて不安になっている子への声かけもしてくれます。
合格発表後に残念だった生徒や保護者へのフォロー、次の試験へのサポートももちろんしてくれます。

塾に行っていない場合

どの問題集を使うかを決める

まず、どの問題集を使って子供に学んでもらうか、そこからはじまります。

わからないところを教える

子供が勉強でわからないところに出会ったとき、保護者が解説をしてあげることになります。小4くらいまでなら太刀打ちできますが、小5、小6になってくると、問題集の解説を読んでも理解ができにくくなってきます。
また、多くの生徒がつまづきやすい項目を重点的に教えたり、という過去の経験やデータに基づいた教え方はできません。

モチベーションの維持

お友達が頑張っている姿をまじかで見れないので、ひとりで戦っている状況に陥りやすいです。長期休暇もだらだらと過ごしてしまいがちです。特に保護者が共働きで昼間不在にする場合は、長期休暇をどう過ごすかは非常に難問となります。

保護者サポートがない

保護者が不安に思ったことは自分で解決しなければなりません。今では多くの情報がネットなどにありますので、自らの力で解決していきます。

通塾や月謝がかからない

自宅で勉強するため、通塾代が不要です。テキスト代だけですみます。
また、通塾にかかる交通費やお弁当作成、防犯上の不安要素も心配しなくてすみます。

まとめ

・塾は膨大なデータで中学受験をフォローしてくれる
・塾には専門プロ教師陣がいる
・塾は月謝がかかるがそれに見合うフォローをしれくれる
・自宅で子供を見る場合は保護者が相当優秀でないと難しい