塾の成績が伸びない原因は?
原因1 まだ成績に反映されない時期である
がんばりがテストに反映されるのは2-3か月後です。
原因2 ほかの子が急激に伸びた
相対的に落ちたように見えます。
原因3 授業を受けているが上の空
疲れている
体調不良、睡眠不足で眠い、日中運動会の練習があって日に当たって疲れた、スイミングに行った日で疲れた、栄養不足、ミネラル不足、頭がかゆい、手がかゆい、生理でしんどい、梅雨で気分が落ち込む、など、授業を受けていても、体調が理由で、集中できないことがあります。
塾の授業が面白くない
先生の腕の力の見せどころです。授業に問題があるのかも?しれません。 しかし基本的にはそういうことはありません。
先生のお話がわからない
先生側:説明力不足、比喩が不適切、先生の声が小さい、レベルに合った話をしていないなどなど
本人側:本を読むことはできるが、話し言葉になるととたんにわからなくなる、耳が聞こえにくい、黒板が見えにくい(視力の問題)など
授業クラスのレベルが高すぎる 低すぎる
たまたまテストでよい成績をとってしまい、レベル間違いのクラスに入ってしまうと、先生の説明が詳しすぎたり、端折られすぎたりして、授業が理解できないことがあります。
先生が苦手
子どもでも先生と合う、合わないがあります。しゃべり方、しぐさ、においなどや、態度、すぐに当ててくる、などの行動が苦手な場合もあります。
教室の環境
教室の音やにおい、寒さ暑さ、風が来るといったことや、お友達が独り言を言うとか、お友達が椅子をカタカタするとかで気が散ってしまう。また、自分の体格に比して机といすが合っていないとか、痩せている子だと椅子が硬くておしりが痛いとか、使っている鉛筆が持ちにくいということもあります。
集中が続かない
そもそも集中力がない子がいます。授業中、鉛筆をクルクルしている子が結構います。
授業に興味がなくてクルクルしている子もいますが、授業が難しすぎてついていけずにクルクルしたり、逆に、授業が知っていることばかりで簡単すぎて、退屈でクルクルする子もいます。
ノートをきれいに取りすぎて内容が頭に入っていない
先生が黒板に書いたことをきちんとノートに取りなさい、と言われたので、きちんとノートをとっています。という女の子に多いです。ノートをとることが目的になってしまっており、先生が話す授業の内容を理解することに集中できていません。あとからどういうお話だったか聞いても、何が重要だったか聞いても、答えられません。
原因4 宿題がこなせていない
出される宿題が多すぎてこなせていない場合があります。こなせていない、ということは、復習が不足してしまう、ということです。復習ができていない箇所は、授業の再整理ができずに忘れてしまう、ということです。授業は受けたけど、定着していない、のはもったいないです。
原因5 宿題をする環境(自宅)
自宅で宿題をする際に、兄弟が大きな声でごっこ遊びをしていたり、同じ部屋でテレビをつけていて気が散るとか。また、宿題をする机の隣にゲーム機がおいてあって、すぐに目に入るため、気が散る。などもあります。宿題をする環境が、集中できるものになっているか確認しましょう。もちろん周りの環境を気にせずに集中できる子に育ってほしいので、あえてそういう環境で宿題をやらせる場合もあります。しかし、成績が落ちるようであれば、方法を変更したほうが良いでしょう。
原因6 親が教えて混乱させている
賢い親のいる家庭に多い問題です。授業で先生が教えたやり方と、自宅でわからなくなって親に質問したときに教えるやり方が違うことがあります。授業で習ったやり方を教えられればOKですが、特に、算数では、XとYを使って解答まで導くなどの簡単なやり方を大人が説明しがちです。算数はXとYを使わずに解答することテクニックが必要ですので、こちらのほうが簡単だから、などと安易に教えると、子供が混乱する原因となります。また、授業中に「お父さんにこのやり方のほうが簡単だと親に習いました」と、授業中に発言して他の子の授業の邪魔になったり、そのやり方では、次の解法の説明につながらなかったりします。塾のやり方や説明に即しましょう。
原因7 わからないところを放置している
宿題をやって、マル付けする際に、間違った問題の答えを書いて、それで宿題おわり!にしているパターンです。これは「わからないところを放置」している、という状態です。
宿題は、マル付けして、①間違ったところを把握して、②どこにミスがあったのか、どこで躓いたのか確認、③答えを見ながら解き直す、④答えを見ずに解き直す。⑤翌日もう一度答えを見ずに解き直しましょう。宿題は、授業で習ったことを「使えるように定着させる」ものです。「わからないところを発見する」だけではなく、「使えるようにする」という解き直しの作業をするようにしましょう。
また、わからないところは解答をみても理解できない場合は、次回の授業で先生に質問するなどするべきですが、恥ずかしくて質問できないとか、時間がなくて質問できない、質問することを忘れていたということが、理解を深められない原因のこともあります。
原因8 もっと前の段階でつまづいている
わからないことが出てきた時に、説明を聞いても理解できないことがあります。よくよく聞いていると、実はもっと前の基礎的なところで理解できていなかった、なんてことがあります。間違った問題があった時に説明を聞いても理解できない場合は、もっと前の段階でつまずいていることがあります。
原因9 わからない問題にあたると、30分も考えるふりをして時間を使ってしまう
宿題をしているときに、わからない問題に出会ったとき、何度も文章を読んで、んー、と考えながら、30分座っているだけということがありませんか。それは、考えているふりをして、座っているだけの無駄な時間です。「今日は〇分宿題をしました。でもわからなくて終っていません。」「この問題がわからなくてずっと考えていた」という場合がこれにあたります。わからない場合は、3分考えてもわからなかったら次の問題にうつろう、という約束を決めるなどしましょう。
成績を伸ばすためには これをしよう!
1.体調を確認!
体は資本です。宿題ができる状態になっているか確認をしましょう。
2.学習の環境を確認!(教室、家、周り、先生、友達)
教室はうるさくない?授業は楽しい?気が散ることとかある?とこどもに直接聞いてみましょう。
3.どこがわからないのか確認 もっと前の段階なら戻ってやる
宿題でわからないところを確認しましょう。わからないところがあれば、やり直ししましょう。解説を読んでもわからなければもっと前の段階でつまづいていないか確認してあげましょう。もしくは先生に相談しましょう。
4.わからないとこがちゃんとできるようなったか確認!
宿題の答えを丸写ししただけになっていないか確認しましょう。再度解かせてみて、本当にできるか理解できているか確認しましょう。
5.宿題ができているか確認する
宿題がきちんとこなせているか確認しましょう。宿題は復習と定着のために出されていますので、そこに問題がないか確認しましょう。