賢い子の親って、どんな特徴があるのでしょうか?
質問しても「特に何もしてないよー」と言いますが
何か特徴があるはずですよね!
お金持ち?有名大学卒?お医者さんや弁護士さん?などなど
親の背景はいろいろ考えられますが、それは単なる背景に過ぎません。
賢い子の親は賢い子に育てるための関わりを継続的にしています!
どんなことに気を付けているのか見ていきましょう。
賢い子の親の特徴は?
目的をもって子供に接している
〇〇のためにこのおもちゃを与える
おもちゃを与えるにしろ、本を与えるにしろ、
子供に何かを与える時は、それがどのような効果を発揮するのか考えて与えています。
例えば、空間認知力を高めるために積み木を与える、たくさんお絵描きしてほしいけど
鉛筆にそもそも興味がなさそうなので、まず鉛筆に興味を持ってもらうために
好きなキャラクターデザインの鉛筆を買い与える、などです。
〇〇を教えるためにこの行動をしている
例1)本を読むのは楽しいと教えるために、毎日一緒に楽しく絵本を読んであげています。
例2)人にも都合がある、ということを教えたいので、ママと呼ばれても、都合が悪い時は、例えば、3分待ってね、3分経ったら行くからね、など説明して、ママもちゃんと3分を守ります。(守らないと次から待ってくれなくなります)
例3)物事はいろんな角度から見たら違って見えるということを教えたいので、ペットボトルでお茶を飲んでいる時に、上から見たらどんな形?横から見たらどんな形?下から見たらどんな形?と声かけしています。
例4)ありがとうが言える子になってほしいので、母親が子供にありがとうと言うようにしています。もちろん近所の人にもありがとうと言いますし、夫婦間でもありがとうを使います。背中を見せるようにしています。
このように、「〇〇になってほしい、〇〇を教えたい」ために「〇〇をしています」を明確にしており、それを日常生活でも実施し、何度も繰り返しています。
前中後盛り上げメソッドを知らず知らずに使っている
前中後盛り上げメソッドとは?→詳しくはこちらを読もう(これから書きますね^^)
前中後盛り上げメソッドとは、簡単に言うと、
一つのイベントごとに対して、前中後で、盛り上げて、その経験をしっかりと本人のものにさせる、という方法です。
前中後盛り上げメソッドを使うと、一つのイベントがこどもの記憶にしっかりと刻み込まれ、一生の宝になります。もちろん使わなくても子供は吸収してくれるものですが、このことを親が実践していると、より深く、子供の心に経験が刻み込まれます。
例を見てみましょう。
前:〇〇(例えば旅行、学校、試合、スーパーに行くなどなんでもよい)の前に準備を一緒にしたり、楽しみだね、どんなところなのかな、などとお話しして、ワクワクの想像を膨らませます。(やる気や注意をひくためです)
中:〇〇を一緒に思いきり精一杯楽しみます。(ひとは楽しむのが大好きです)
後:〇〇がについて、こんなところが楽しかったねと話す、写真を一緒に見たりお土産を食べながら出来事について振り返る、これは失敗したけどもし今度あったら次はこうしようと話す、これは失敗したけど別のこれはすごく良かったよね、など、一緒に振り返りをします。(記憶を簡単に思い出せる、写真や出来事などを使用して復習するわけです)
こんな風に、イベントの前中後で盛り上げて記憶に残るようにする、という方法です。イベントは大きなものでなくても、トイレに行く、ジュースのストローを開ける、お絵描きをする、など大人にとっては大したことなさそうなものにでも使えます。
このように、「ほめる」ことは、「後だけ盛り上げる」、といういい方法です。この前中後盛り上げメソッドは、中(親が一緒に楽しむだけ)でも使えますし、後(ほめるだけ、どんな旅行だったか聞くだけ)、でも十分に効果があります。
10歳までが勝負だと思っている
子供の能力を伸ばすのは小さいうちが勝負だと思っています。
脳の発達
脳は6歳くらいまでに急激な発達を遂げます。
ぐんぐん発達している時期は与えれば与えるだけ吸収してくれます。
賢い子の親はそのことを知っています。
親との信頼関係・愛情、空間認知力、数字の理解力、文字の理解力、
話の理解力、推理力、などなど、その時期に発達させておきたい力を
その時期に十分に伸ばすことが重要です。
それ以降の学習も可能ですが、吸収力が違ってきます。
少ない力で大きな結果が得られます。
思春期
小5あたりから思春期に入り、親の言うことを素直に聞かなくなります。
親からの、ある程度の知識提供はそのくらいの年齢までに終えておきたいものです。
塾で教えてもらう事以外に、伸ばすべき大切な力がある、と知っている
塾の先生には「勉強でわからないところ」「勉強のコツ」を教えてくれます。
しかし、「考える力」「判断する力」「表す力」「続ける力」など、
「与えられた知識を生かす時に使う力」は塾では育てられません。
つまり、「与えられた知識を生かす時に使う力」は、
塾に入る前=10歳くらいまでに育てておく必要があるのです。
無駄を怖がらない
賢い子の親は、子供への無駄を怖がりません。
子供にとって無駄なことは一つもないのです。
お金
例えば知育教材について
「これがいいとお勧めなんだけど、本当に子供がやるのかどうかわからない」
「これをやらせてみたいんだけど、飽きるかもしれない」
と思っても、その時はその時、と割り切って知育教材を与えます。
子供がまだその教材に興味を持たなかっただけかもしれませんし、
レベルが高すぎたり低すぎたのかもしれません。
色や素材が気に入らなかっただけかもしれません。
それはそれで、そのタイミングが来た時にまた与えればいいのです。
たくさん与えた中でドンはまりしてくれるものが見つかればラッキーくらいに考えており、お金が無駄になっても「そのタイミングじゃなかった」と割り切ります。
親の労力
子供に付き合うのは大変です。しかし、その大変さを惜しみません。
子供の成長を第一に考えて、声かけを惜しまない、目をかけるのを惜しまない、
精神的サポートを惜しまない、などです。
いくら自分が見たいテレビがあっても子供の教育や成長にとって大切な場面であれば
見たいテレビは後回しにします。
時間
子供の教育のためならば、と、自分の時間を削ります。
お風呂に一緒に入る時は、お風呂が教育の時間になります。
スーパーに買い物に行けば、スーパーが教育の時間になります。
寝る前は必ず絵本を3冊は読みます。など、
何をするときでも、子供の教育のために時間を使います。
しかも、それを継続します。
週に1回ではないのです。週に2~3回でもありません。
毎日、いつでも、どこでも教育に時間を使います。
1秒も無駄にしません。
賢い子の親になるには
目的をもって接してみましょう
〇〇を教えたいので、こうしてみよう!
〇〇を知ってほしいので、これをやってもらおう!
と、「〇〇のために」というのを大切にしてみてください!
前中後盛り上げメソッドを意識して使ってみましょう
何かイベントごとがある前にワクワクするねと盛り上げること、
イベントの最終は思いきり楽しむこと、
イベントの後は、良かったことを話してあげること、
を意識してみてください!
10歳までに全力を注ぎましょう
脳の目覚ましい発達の波に乗って、物事をたくさん教えてあげましょう。
何回でも時期を変えて与えてみましょう
物事にはタイミングがあります。順番もあります。
今はそのタイミングでなかっただけ、と気楽に考えて、
何回でも時期を変えて声かけしてみたり、教材を与えたりしてみましょう!
まとめ