子供のタイプに合った塾を選ぼう
子供に合わない塾に入れてしまうと、嫌になって、トラウマになり、
金輪際、塾に行きたくなくなることがあるため、慎重に選びたいですよね。
集団?個別?
集団で学ぶのが問題なさそうならば大手塾
集団で学ぶのが苦手そうならば個人塾がおすすめです。
苦手そうだけど、とりあえず大手塾に入れてみる、という手もあります。
ただし、子供が「塾がすごく嫌だ」と思うと、トラウマになることがあります。
進度の速さ
塾の進度に合わせられそう、宿題をがんばれそうならば大手塾
逆に、自分のペースに合わせてほしいなら個人塾をお勧めです。
先生のフォロー
苦手箇所がたくさんある、友達との関係が苦手、
そもそも集中力がない、先生に質問できそうにない、一緒に勉強を見ていてほしい、
などの場合は個別指導、個人塾がお勧めです。
行きかえりの心配
立地によっては行きかえりが心配な塾があります。
まだ一人で電車に乗れない、行きかえりが怖い・危険、などの場合や、
保護者が行きかえりを心配する場合は、送り迎えが必要です。
それが無理なら物理的に通塾可能な塾を選択することになります。
転塾もあり
はじめは個別塾、高学年になったら大手塾に転塾
うちの子は引っ込み思案だからはじめは個人塾で
集団についていけるかわからないからはじめは個人塾で
という方もられます。
小5、小6になるタイミングで大手塾に転塾するお子さんもおられます。
ただ、急に集団の塾の速さについていくことや、塾のシステムには戸惑うので転塾時期は慎重にフォローが必要です。
個別塾に所属しているが、大きなテストは大手塾でも受ける
個別塾など、大きなテストが実施されないので、
テストだけ大手塾で受ける、というお子さんもいらっしゃいます。
大手塾と個別塾の違い
大手塾の特徴
先生の数
教師が多くいる
合わない先生がいても、きっと合う先生がいるのでフォローしてもらえる
ライバル
広い範囲から生徒がやってくるのでライバルがたくさんいることを知れる
競争心があおられてがんばれる
いい意味で刺激になる
環境
駅の近くのことが多く通いやすい
教室が繁華街を通る場合、ビルの中で狭い階段などの場合がある
授業の質
アルバイトの講師が受け持つ場合があるため授業の質が下がる場合がある。
しかし、基本的には質の統一が保たれる取り組みがされている。
担当が科目ごとで分かれており専門性が深い
上位クラスの塾生が優遇される傾向にある
人気講師は上位クラスの授業を受け持つことが多い
過去問が深く研究されている
独自のテキストが使われる
テスト
毎月テストがある場合が多い
テスト結果によりクラス分けがされる
生徒数が多い場合は、偏差値が低く出る 他の塾と偏差値比較する際に考慮する
テスト回数が個人塾よりも多いのでテストの雰囲気に慣れ、場慣れ、度胸がつく
クラス編成
毎月1回のテストの成績順でクラスが変わります。
難易度のが高い学校は志望校別のクラスが編纂されます。
IT環境 事務環境
割と対応が早く、欠席した場合でも、オンライン対応してもらえることがある
講座内容を動画配信していることがある
事務所が完備され、問い合わせ連絡がきちんとつく
宿題
基本的に苦手な分野は自分で克服しなければならない
宿題が多くやりこなせない場合がある
塾の復習を自分で実施し、自分で身にしていく必要がある
個別対応 子供へのフォロー
生徒が多くなるにつれ、先生からの声かけやフォローが手薄になりがち
生徒が多いと、いじめが発生する場合がある
その他
OBが激励にきてくれることがある
塾生希望者が希望校見学会に参加できることがある
情報の蓄積
大手塾は所属生徒人数が多いため、難関校への受験生も多い
そのため過去の情報を多く持っている
そこから難関校への受験対策を立てられる
予想問題の作成や的中率も高い
失敗例や成功例の経験を蓄積し、指導の幅が広がる
灘中を狙うなら、どこの塾がいいか
合格者数から行くと浜学園。
面倒見を重視するなら希学園。
通塾を重視するなら馬渕教室。
スパルタは苦手というお子さんは日能研、能開センター。
浜学園:生徒数が非常に多い。灘中合格者数多い。
佐藤ママで有名。体育会系の印象。
希学園:生徒数の割に灘中合格者数多い。体育会系の印象。
浜学園から派生した塾。費用は高いが面倒見がよい。宿題多め。
馬渕教室:生徒多い。近年、合格者数が伸びている。稲田塾を買収した。
通塾バスなどがあり便利。
ガツガツと大人しめの中間くらいのお子さんが通う印象。
日能研:大人し目のお子さんが通う印象。
能開センター:中身がしっかりしているが控えめなお子さんが通う印象。
塾にかかる費用
塾にかかる費用を見てみましょう。
どこも入会金22000円程度がかかります。
大手塾
小5 週4コマのおよその費用を掲載しています。
下記費用に加え、春期講習(5万)、夏期講習(10万)、冬期講習(5万)、各種模試(年間20万)、教材費(年間7万)程度が追加で掛かってきます。
小6になると、月額10~15万程度と見ておくとよいでしょう。
小4 | 小5 | 小6 | |
早稲田アカデミー | 27,720円 | 44,550円 | 45,210円 |
サピックス | 41,800円 | 52,800円 | 59,950円 |
四谷大塚 | 36,300円 | 45,100円 | 57,250円 |
浜学園 | 44,000円 | 50,600円 | 55,000円 |
馬渕教室 | 31,680円 | 41,690円 | 51,920円 |
日能研 | 20,900円 | 26,334円 | 32,076円 |
希学園 | 49,750円 | 59,950円 | 74,250円 |
能開センター | 16,200円 | 27,000円 | 27,000円 |
※正確な費用ではないので、目安としてとらえてください。
個別塾
小5 週4コマ の、およその費用を掲載しています。
地元密着の個人経営の塾も選択肢の一つです。
小4 | 小5 | 小6 | |
明光義塾 | 26,400円 | 26,400円 | 26,400円 |
早稲田アカデミー (個別) |
66,000円 | 66,000円 | 79,200円 |
スクールIE | 53,890円 | 53,890円 | 53,890円 |
※正確な費用ではないので、目安としてとらえてください。
まとめ
灘中や難関校を目指す場合は集団指導をお勧めしますが、
引っ込み思案やわからないところが非常にたくさんある場合は、
個別指導がオススメです。
小4から小6まで総額200~300万かかることを
念頭に置いておくとよいでしょう。