中学受験

中学受験までのロードマップ

中学受験をするならば、いつ、何をするのでしょうか。
目安があると心づもりできますね。

信頼と愛情を築く時期

この時期は、親と子供の信頼関係を築く時期です。
愛情をたっぷり注ぎ、遊び、経験を通して、体の発達、心の発達を中心にサポートしましょう。

幼児期

・たくさん遊ばせる(体の発達、心の発達)
・いろんな楽しい経験をたくさんさせてあげましょう(経験は力です)
・絵本をたくさん読んであげる(文字を読むことは楽しいと教えます)
・好きなことをとことんやらせてあげる(集中力を高めます)
・早寝早起きの習慣を(睡眠が大切です)
・食育もしよう(食育を通して経験につなげます)
・人の話を聞ける子に(小学校で座ってお話を聞ける子に)
・愛情たっぷり(甘える時間も必要です)
・親の不仲は心を揺さぶる(子供は敏感です)

お勉強を考え始める時期

小学校 1,2年生 

まだ塾には通いません。
まだ心や体の発達が目覚ましい時期です。
おうちの人にたっぷり愛情を注いでもらい信頼関係を作る時期はまだ続いています。
音楽を聴いたり劇を観たり絵を見たりして、情動面の発達もさせましょう。
塾に通う前に、鉛筆を持つ、早く計算ができる、などの力をつけておきましょう。
電車に乗る練習や、時計を見る練習もしましょう。(塾に通いだすと必要です)
宿題をきちんとする習慣もつけましょう。

・自立心を育てよう
・公文で計算力をつけよう
・公文の国語でよい文章をたくさん読もう
・音読が大切
・放課後はたくさん遊ぼう
・時間を守れる子に
・塾に行く準備ができるようになろう
・キッズケータイを持たせることも考慮(塾に通い始めたら必要になります)

塾に通い始める時期

小学校 3,4年生

塾は遅くとも小3の終わり2月(小4カリキュラム開始時期)から入りましょう。
小3の10月ごろから通ってもいいでしょう。
まだ通塾日数は多くないので、今のうちに塾以外の習い事もやっておきましょう。
家族旅行や塾では学べない経験をたくさんしておきましょう。
射程圏内の志望校、行ってみたい志望校など、学校見学や文化祭にも足を運びましょう。

・塾に行き始めよう
・塾で上のクラスにいられるようにしよう
・宿題をやる習慣をつけよう
・先生の話をしっかり聞こう
・子供の前でお金がないと言わないようにしよう
・土日はおうちの人と出かけよう
・ゲームは時間を決めてするようにしよう

塾通いが本格的になる時期

小学校 5年生

塾に慣れてきてダレる時期ですが、受験に直接関係してくる単元が始まる時期です。
あとの単元でつまづく原因になってしまうので、休むことなくコツコツやることです。

・学校ではお友達に勉強を教えてあげよう
・塾の勉強が難しくなってくる
・分数、速さなど 苦手になる子が多くなる
・塾に慣れてきてマンネリ化 やる気が少し落ちる
・射程圏内の受験校を見学に行こう
・塾の先生にわからないところが質問できるようになろう
・ゲームをする時間が無くなってくる
・親をちょっと鬱陶しいと感じるようになる

受験のことで頭がいっぱいになる時期

小学校 6年生 1学期

・まだ新しいところを学ぶ時期 基礎固め
・この時期、過去問や応用問題に手を出してはいけない
・受験校がなんとなく決まってくる
・土日も塾に行くようになる
・志望校特訓が本格化

6年生 夏休み 40日間もある

・この時期にダラけると、あとがしんどい
・塾(夏期講習)に行くことでメリハリがつく
・ほかの子と一緒に過ごすことで、自分もやらなくては!と思える
・夏のお出かけ、1日ならなんとか取り戻せる。2日になるととてもきつい
・願書取り寄せ

6年生 2学期

・運動会の練習と、毎日の夜遅くまでの塾が重なり 体力的にしんどい
・過去問、応用問題をやり始める時期
・志望校がほぼ決まってくる
・9,10,11月は非常に長く感じる
・毎日12時前睡眠 7時起き 睡眠時間の確保との闘い!
・毎日、塾で夕食弁当
・11月にインフルエンザ予防接種

6年生 12月

・あっという間に年末になる
・12月から 滑り止めの過去問をやりはじめる
(ただし過去問2回分を解く程度の時間しかない)
・この時期に苦手なところが複数あると 致命的
・年末は塾の激励会などがあり 子供が家でゆっくり過ごす時間はない
・帰省もしない
・願書を出す オンライン願書受付の場合がある
・滑り止め(試し受験)を受験する子が出てくる

受験直前の緊迫した時期

6年生 1月

・元旦から 実際の試験を想定した模試が組まれる
・1月は学校に登校しない子もいる
・インフルエンザ対策で1日中マスクをつけるようになる
・交通事故に合ったり盲腸になりませんように、と祈る
・滑り止め(試し受験)を受験する子が多くなる
・受験票が届く

試験 前日

・学校を休む子が多い
・入試会場が遠い場合は、ホテルに宿泊
・試験前の夜 塾の先生から電話がある
・受験票の確認 集合時間 持ち物 服装の最終確認
・いつも通りに寝る しっかり寝ないと本領発揮できない!
・とにかくリラックスすること 今ジタバタしても仕方ない

試験 当日(毎年土曜日)

・集合時間が非常に早い 7時とか7時半とか!
・寒い とにかく寒い センター試験と同日程 雪のこともある
・緊張したり、いつもと時間が違うので、食事のタイミングがつかみにくい
・排便のタイミングがつかみにくい
・体調不良があれば保健室受験も可能
・欠席したらアウト 追試は実施されない
・受験票忘れはアウト
・同日に2校受験することがある
(午前中に1校受験して、電車で急いで移動して、午後別の学校を受験)
・車移動は楽だが、渋滞や事故が心配 駐車場を探す必要あり
・電車移動は時間に正確だが、人身事故に巻き込まれる可能性がある
・とにかく時間に余裕をもって移動すること!

試験 当日の午後~夜

・塾に集まる
・先生からのお話 講義

試験 2日目(毎年日曜日)

・午前中 3科目受験
・午後 別の学校へ移動し受験

合格発表以降

合格発表(なんと試験の次の日 月曜日)

・午前 別の学校を受験(父親つきそい)
・母親は 一足早く合格発表を見に行く テレビ取材が来ている 父に結果を報告
・ネットで合格発表がみられる学校もある
・子供は午前の試験が終わってから 午後合格発表会場へ移動
・塾の先生が合格発表会場で待っていてくれている(さまざまなドラマがある)
・点数表(受験結果)を受験校の事務所に受け取りに行く

翌週

・合格した学校に、合格者の保護者だけ集められ 入学手続きの説明を受ける
・学校は辞退する学生がいれば繰り上げの連絡を別の学生にするため入学辞退する学校があれば早めに連絡してあげること
・入学金を支払う(50万程度)
・第2、第3志望の学校に行くことになる場合もある

その他

・関東の学校を受験する場合は2月初めが受験日
・国立の中学を受験する場合は1月末
・すべての受験生の進路が決まるのが2月中旬