国語力(読解力)は、算数、理科、社会、どの教科の問題を解く際にも必要になる、
一番根幹となる教科です。
低学年のうちは国語力がなくても、他の教科に影響はさほどありません。
しかし、高学年になるにつれて、国語力が他の教科の成績を左右するようになります。
また、算数はいいんだけど、国語が苦手、という方も多いです。
国語力はすぐにはアップしません。
幼少期から自宅でこれらのトレーニングをしておきましょう!
1つずつ見ていきましょう!
脳の中の、「文章を読む部分」を毎日刺激しよう
毎日、読書をして、
脳の「文章を読む部分」を刺激してあげて、
活性化させ、発達させてあげましょう!
文章に出会ったら、文章を読む脳の部分が
すぐに反応するようにトレーニングを積みます。
長文を読むまでのトレーニングの第一ステップです。
読書を習慣化させる方法は別のページで書いています。
言い換える=語彙力を増やそう
子供とおしゃべしながら、言い換えゲームをしてみてください。
例えば、「怖い」から連想される言葉をたくさん思いついた方が勝ちです。
「恐怖」「身の毛もよだつ」「おっかない」「恐ろしい」「おぞましい」「血の気がひく」
など、たくさん思いつきますね。
また、親の脳トレも兼ねて
すごい、やばい、めっちゃいい、などの言葉を使わずに、
「幻想的な色使いで、心に響くわね」などと言い換えてみましょう。
親が普段の生活で気を付けていればお子さんもちゃんと聞いていて
自分もやってみようと、やりはじめてくれます。
試験では、「別の言葉に言い換えましょう」、という問題がとても多いので、
1つの言葉からたくさんの言葉を連想できるように、
日ごろから練習しておきましょう。
四字熟語 ことわざ 漢字=語彙力を増やそう
四字熟語やことわざ、漢字をたくさん知っていると、
言い換えが簡単になります。
ドリルなどに向かってブツブツ覚えるのもいいですが、
実際に普段の生活で使う方が定着しやすいですので、
普段から使って覚えることをお勧めします。
宿題や読書の文章の中で「これはどういう意味?」という言葉が出てきたら、
必ず調べてみて、実際に使ってみましょう。
1つの単語を調べたら、他の言葉(派生語、反対語、類義語)も覚えてしまうと
楽ちんですね。
精読=文章を読む練習をしよう
文章を読んだら、
「これって、なんのことなの?」
「これは、なんでこうなったの?」
と、文章の内容を質問してみましょう。
これや、あれが指している内容をきちんと答えられるか、
答え(理由)を文章の中で指し示すことができるか、の練習をするのです。
公文の国語を習うと、このあたりを毎日トレーニングしますので、
保護者が一緒にやらなくてもよくなり、
忙しい保護者には大変オススメです。
要約する=全体の流れをつかむ練習をしよう
お話や文章の全体の流れをつかむ練習
つまり?結局この文章は何がいいたいの?とお話を簡単にまとめる練習のことです。
例えば、
シンデレラはどんなお話なの?というと、、、
となります。
しかし、「要約」が苦手なお子さんだと、
「〇がでてきて、〇と出会って、こんな事件があって、
本当は〇なんだけど、〇ってなって、こんどは〇へ行って、
〇でこんなことがあって、〇が出てきて、〇は本当は〇で、、、」
と永遠に終わりません。
主人公、何回も出てくる言葉、重要な出来事、をピックアップしてもらい、
それらが、どうなったの?
と親が問いかけをしてみましょう!
という簡単な物語の要約から始めるといいでしょう。
学校や幼稚園であった出来事などを簡潔に話させるのも
練習の一つです。
こういう練習は、小5になってからではできませんよね。
だから、幼児期から意識してやりはじめましょう。
我が家で幼児期に絵本をたくさん読む+公文の国語をやらせました。
公文の国語は要約、言い換え、なども宿題に出ますので、
毎日の宿題でトレーニングするので大変オススメです。
文章を組み立ててみよう
最後に、「人に伝えるトレーニング」もしておきましょう。
これは、
語彙力を駆使し、言いたいことを順序良く並べる力を育てる、ということです。
今日あった出来事をお話してもらう方法が簡単です。
親がうんうんと聞いてあげると、喜んでお話してくれることでしょう。
そこで、「なんでそうなったの」「どう思う?」などを入れると
考える思考も育ちます。
幼少期はまず本人に話させましょう。
小1になったら、それを文章に書き起こさせましょう。
3行作文でもいいですし、お母さんあのね、でもいいです。
毎日1個ずつ出来事をやりとりするだけでも、毎日続ければ
いい文章が書けるようになってくるものです。
まとめ
国語力をつけるためには
幼少期から
小さいうちから、これらに重きを置いて親が関わってあげれば
国語力のあるお子さんに育つに育つことでしょう。