小さいころ、なんで算数が必要なんだろう?と思っていませんでしたか?
お子さんから、なんで算数なんてやらなくちゃいけなんだよ!
と言われたことありませんか?
だいたい小学生くらいになると言うようになりますよね。(笑)
これ、どうやって説明しますか?
「八百屋さん行って、お金の計算ができなかったら困るでしょ」
「みかんをお友達とわけっこするときにいるのよ」
みたいな感じでしょうか。
私も子供にはそう説明していました。
でも、でも、
これだけじゃ足りないのです!
私は、どう付け足したかというと、
「あなたが損をするかもしれないのよ!」ということを平易な言葉で説明をしました。
計算ができなかったら周りの人に出し抜かれますよね?
一番怖いのはお化けでも宇宙人でもない、まぎれもなく、人間です!
人間は、仲間である人間を出し抜きます。
信頼している人からもまんまと出し抜かれます。
悲しいかな、そういうのが人間界。
親としては、人生を悲しい思いで過ごしてほしくない!
そんな出し抜かれるような人になってほしくない!!
計算ができないと、いとも簡単に出し抜かれてしまいます。
しかも、算数は、理科や社会でも、もちろん国語でも必要な知識です。
算数はすべての成績に関連しています。
そして、成績が悪かったらどうなると思いますか?
「あいつ頭悪い」と見下されます。
子供は素直なだけに残酷で、いじめにつながることもあります。
子供には素直に言いました。
「お友達から下にみられたい?」「出し抜かれたい?」「いじめられることもあるんよ」
子供は 首を横に振りました。
「お母さんは、あなたが、人生で、悲しい思いをしてほしくないし、
せっかく生きるなら損をして欲しくない」という「想い」を伝えました。
子供が親の想いを理解してくれるまで伝えました。
数日おき、数週間おきに、ことあるごとに、この話を出しました。
親が本気でそう思ってるんだと、何回かに分けて伝えました。
ただし、延々と伝え続けるのではなく、1回に伝える話の時間は5分以内。
回数を分けて伝えます。
子供が、僕に損してほしくないんだな!と理解できるようになると、
次のステップでは、僕は人生で損なんかしたくない!と言う思いに置き換わって行きます。
それが、算数やその他の勉強に意欲的に取り組む、大きな、
しかし、外からは見えない静かな力強い原動力になってゆきます!
算数なんでなんでしなくちゃいけないの。
という算数に意味を見出せないお子さんには、
算数がこれからの長い人生で非常に有益なことを伝えると同時に、
人間界の悲しい実情と、そこに巻き込まれてまうような、
損な人生は送ってほしくない!という親の思いを、
時間をかけて何度も伝えてあげて欲しいと思います!
親の素直な想いをお子さんに伝えましょう!